リアルタイムアンケート CLICAについて

  例会設営

第67年度2月例会において、CLICAというアンケートツールを利用しました。

会場からのリアルタイムでのアンケートの実施ができ、会場の参加者がただ話を聞
くだけではなく、Clicaというツールを通じて例会の当事者となることができま
す。
・ Clicaの「発言した?」機能により、会場参加者からの質問・意見を随時受け
付けることができ、講師陣だけではなく会場の参加者の質問・意見を反映した例会を
設営することができます。
2 Clica実施上の注意点
・ 大人数での使用の場合(100名以上でClicaを使用する場合)、運営会社(株
式会社デジタル・ナレッジ)に事前相談の上で、イベント・プランへの登録が必要と
なります。この場合、運営会社から専用URLをいただくことができます。※当委員
会では、担当副委員長が株式会社デジタル・ナレッジ(東京)を訪問し、運用方法等
を含めて打合せを重ねてまいりました。
・ イベント・プランに登録され、専用URLをいただいた場合、参加率を上げるため
にログインIDとパスワードが既に入力されておりますが、スタンダード・プラン(専
用URLでない場合)ではログインIDとパスワードを手入力しなくてはなりません。
・ イベント・プランを使用する場合、Clicaの機能は①アンケート機能と、②コ
メント機能(「発言した?」)のみとなり、スタンダード・プランで使用できる「どっ
ち?」の機能が使えなくなることに注意が必要です。
・ 専用URLの提供を受けて使用する場合、そのURLを使ってリハーサル等を行う
と、リハーサルで入力されたコメント(※コメントを操作で削除することはできませ
ん。)が例会当日まで残ってしまいます。このため、例会前日にClica運営会社
に連絡して、リハーサルで入力したコメントを削除してもらう必要があります。
・ Clicaはスマートフォンからのアクセスとなるため、各携帯電話会社の電波状
況が会場で問題ないのか確認する必要があります。※当委員会では能楽堂内のドコモ、
ソフトバンクの電波状況は良好でしたが、AUの電波状況が悪かったため、例会前の
能楽堂の現調時に、KDDI担当者に会場に来ていただき電波状況の確認を行ってい
ただきました。
3 Clica運営上の問題点
・ 会場電波状況は、上記のとおり事前に確認が可能ですが、実際に、当日、大人数が
会場に集まった場合にアクセスが集中した場合に、各携帯電話会社の回線がパンクし、
アクセスしづらくなる可能性があります。
・ Clicaへのアクセス方法は、運営会社から提供された専用URLにアクセスす
ることになりますが、アクセス方法としてQRコードでアクセスするか、アドレスを
直接入力するかの方法のいずれかとなります。ただ、スマートフォンにQRコードリ
ーダーをインストールしていない方も多いため、アドレスを直接入力することを面倒
に感じて、参加いただけないという方も出てくる可能性があります。
・ Clicaはスマートフォンのみで操作することができるため、ガラケーしかお持
ちでない方は参加することができません。
・ アンケート機能を使用し、アンケート結果をエクセル等で集計してグラフ化する場
合には、集計時間がかかるためタイムラグが発生します。
・ コメント機能(「発言した?」)を使用する場合、不適切なコメントが入力されるこ
とがあり、注意喚起を促しても防ぎきることは難しいのが実際です(現状のClic
aの機能として、不適切コメントをこちら側の操作でブロックや削除するということ
はできません)。このため、会場のスクリーンにClicaのコメント欄を映し出すこ
とは控えるべきです。ただ、参加者側のスマートフォン画面で他の参加者のコメント
の表示を隠す機能はClicaにはないため、参加者は他の参加者が入力した不適切
コメントは閲覧できてしまうという問題点があります。
・ スマートフォンを持っていない、ログイン方法が分からないといった原因により、
会場来場者数に対して、実際のClicaの参加者数が伸びないことがあります。事
前案内でClicaを実施することと、Clicaにはスマートフォンが必要である
こと、ログイン方法を詳細に説明しておくといった対応をしておくべきです。

Clica-アクティブラーニングを実現 | eラーニングのデジタル・ナレッジ (digital-knowledge.co.jp