スポーツマンシップNAGOYAを育む事業「スポーツマンシップNAGOYAフェスティバル」

  事業設営

スポーツマンシップ NAGOYA を育む事業の実施
■場所
Tonarino(トナリノ)、愛知県スポーツ会館
■日程
2018年11月19日
■担当特別委員会・委員会名
スポーツマンシップ NAGOYA 委員会

スポーツを通じて障害者と健常者が相互理解を深めることを目
的に、スポーツマンシップNAGOYAフェスティバルを開催し
た。午前中を講師の方々の対談、午後からは触れ合いの機会とし、
大まかには二部構成で行った。午前の対談では千葉すず氏と京谷
和幸氏から、ノーマライゼーションの実現に向けたお話しをいた
だいた。午後からは触れ合いの機会として障害者と健常者が共に
同じスポーツを行うことで、実際に交わる機会を設けた。

オリンピック出場者の千葉すず氏と車いすバスケットボールパラリンピック日本代表の京谷和幸氏による対談を行いました。障害者と健常者が今後どのように共存共栄していくのかを主たるテーマとして対談では、京谷氏には障害者自身も気がついていない障害者の可能性について強く発信をしていただき、障害者というだけで自己否定してはならないということを自らの成功体験に基づいて訴えていただきました。千葉氏には、現役時代に海外で過ごした経験から、日本と海外を比較した実情について感じていることを発信していただきました。また、障害者と健常者が共に参加する水泳教室を運営している立場から、日本の社会が抱える課題を訴えると共に、教室に参加された方の前向きな変化についても披露していただきました。

◎触れ合いの機会と交流(午後の部)

【障害者疑似体験ブース】

<概要>

障害者が普段体感している感覚や環境を健常者が体験することにより、障害者への理解を深める機会となりました。障害者の方も障害の種類もそれぞれで、別の障害を経験したことでお互いの理解につなげることができました。

【ピンポンラリー】

<概要>

障害者と健常者でラリーを行うことで、協調性を高めると共にコミュニケーションを深めることができました。

【車いすフリースロー】

<概要>

車いすバスケットボールの難しさと激しさを体感していただき、今後の障害者スポーツに興味を持っていただく機会とします。

【PK合戦】

<概要>

基本ルールはサッカーのPK合戦と同じですが、シュートの方法に制限は設けませんでした。障害者の種類や度合いに応じて、どのようにシュートをすれば良いのかをチーム内で相談する機会を設けることで、障害に対する理解を深めました。また、協力し合ってゴールを目指すことでゴールが決まった時の達成感や失敗した時の悔しさを共有することができました。

【ジョグラン】

<概要>

速さを競うルールにしないことで、参加者が自由に交流をしながらランを楽しむことができます。

各チーム内で相談した目標タイムをスタート前に申告し、約1300mのマラソンコースを1周します。申告タイムからの乖離度合いによってポイントを得られる仕組みとしました。

経験や障害の有無を問わず参加が可能であり、同じことを一緒に行い汗を流すことでそれぞれの個性を理解する機会となりました。